飲食業界用語集飲食業に携わる人なら知っておきたい、法令や経営に関するキーワードを解説します。
歩留まり(ぶどまり)
歩留まりとは、仕入れた食材の全体量に対し、実際に提供できる部分(可食部)がどれくらい残ったかを示す比率のこと。 原価計算や適正な発注量を決定する上で、基本となる重要な指標である。
歩留まり率(ぶどまりりつ) (使用できる量 ÷ 仕入れ量)× 100で算出。例:10kgの魚から6kgの刺身が取れれば60%。
廃棄率(はいきりつ) 歩留まりの対義語で、皮むきや骨取り、成形によって捨ててしまう部分の比率。これを抑えることが利益確保の鍵となる。
現場の課題と解決策
課題:食材の個体差やスタッフの包丁技術により、歩留まり(原価)が安定しない。
解決策:「丸ごとの魚」ではなく「フィレ」や「カット野菜」など、加工済み食材を活用する。仕入れ単価は上がるが、歩留まりがほぼ100%で固定されるため、誰が調理しても利益計算が確実になる。
このように、歩留まりを正確に把握・コントロールすることは、飲食店の最重要経営指標であるFLコスト(材料費+人件費)のうち、「F(材料費)」を適正値に収めるための第一歩であり、どんぶり勘定から脱却するための必須条件である。
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