外食・ホテル企業・卸売業・食品メーカー向けセミナー

あなたの会社はHACCP制度化にどう立ち向かうべきかセミナーレポート

2019年9月6日(金) 13:30-17:00 株式会社三菱総合研究所 [東急キャピトルタワー]

主催:株式会社三菱総合研究所、株式会社インフォマート共催

2018年6月に改正された食品衛生法に伴い、HACCP対応の制度化が決まりました。
今回の制度化に伴い以前から食品メーカー様より「何をしたらよいのかわからない」などの声をたくさんいただきました。これに伴い、株式会社三菱総合研究所と株式会社インフォマートの共催でHACCP制度化に関するセミナーを開催しました。

10年ぶりの食品衛生法改正に伴うHACCP制度化の流れもあり、食品業界のメーカー様を中心に卸、外食、ホテル・宿泊業態の企業様が来場されました。
今回は、久々の法令改正となった影響から注目度の高いセミナーとなり、即日満員御礼となりました。

また、セミナーにご参加いただいた企業様の満足度も約90%と高く、大変好評でした。

第1部HACCPの制度化について

株式会社三菱総合研究所 氷川 珠恵 氏
氷川 珠恵 氏

HACCP対応は難しくない

第1部は、株式会社三菱総合研究所 氷川 珠恵氏より「制度化までの背景」「準備に必要なこと」「今までの安全管理と異なる点」についてご説明いただきました。

HACCPが制度化される背景には、HACCPが海外で先立って義務化されていることにより、それに対応しないことで、「食品の輸出入に制約を受けるようになってきた」という事実があります。

従来の安全管理方法との主な違いは、HACCPが「ロジカルに安全性を説明できる仕組み」であるということです。従来のように最終製品の安全性を管理するのではなく、製品完成までの工程管理をして初めて安全であると判断されます。HACCPには7原則12手順があり、中小企業等が全てに対応するのは大変なため、一定の条件をもとに弾力的な運用が認められています。その場合、厚生労働省のサイトで公開されている「業界団体の策定した手引書」から該当するものを確認して対応を進めることから始めると良いそうです。また、同社ではHACCP対応の支援ツール「HACCPナビ」を1月より提供開始予定とのこと。

最後にHACCP制度の文書・記録作成を支援するサービス「HACCPナビ」についてご案内されました。

「HACCPナビ」の詳細はこちらから(外部サイト)

第2部外食企業のHACCP制度化に向けた取り組みについて

株式会社
ダイナックホールディングス
橋詰 剛敏 氏
橋詰 剛敏 氏

大事なのは従業員の教育・育成

第2部は、株式会社ダイナックホールディングス 橋詰 剛敏氏より「外食企業のHACCP制度化に向けた取り組み」についてお話しいただきました。

HACCPの制度化において、一番重要なのは従業員の教育・育成であり、仕組みやマニュアルだけがあっても安全は成り立ちません。従業員に目的、衛生管理の必要性を理解してもらい、作業をしてもらうことが食品の安全を維持・継続するにことにつながるとご説明いただきました。

また、 「HACCP」などの言葉を使うことで、従業員は「大変」であるとのイメージを持ってしまうため、分かりやすい言葉で説明されているとのことです。外食に限らず、製造業にお勤めの方も、当たり前のようにHACCPや工程管理などの言葉を使ってしまいがちですが、「手洗いは習慣化しているか」、「衛生チェックはできていたか」などわかりやすい言葉を使うことをオススメしますとのこと。セミナーでも難しい言葉を使わず説明していただいたこともあり、参加者からは大変好評でした。

第3部2020年に向けた卸売業、製造業に求められる管理体制について

株式会社インフォマート

卸売業、製造業に求められる管理体制

第3部は、株式会社インフォマートより「卸売業、製造業に求められる管理体制について」説明しました。

最後は卸売業、製造業に求められる管理体制について、『BtoBプラットフォーム 規格書』でできることについて説明しました。制度が施行された際に、規格書が古いとどのようなことが起こるのか。業種別に準備するべきポイントについて説明しました。

セミナーの様子1

今回ご参加いただいた方は、
約90%の方が「満足」との回答を頂き、
満足度の高いセミナーとなりました。

  • セミナーの様子2
  • セミナーの様子3
  • セミナーの様子4
  • セミナーの様子5

HACCP制度化の対応をサポートする『BtoBプラットフォーム 規格書』で
食品業界の生命線を守る