5000人が利用可能な営業支援ソリューションへ。
データ基盤の充実で、営業プロセス改革を目指します。

官公庁はじめ社会インフラや製造、流通などあらゆる産業に事業領域を広げているNECネッツエスアイ株式会社様。顧客企業の潜在的な課題やニーズにアプローチする、ビジネスプロセスの変革を目指しています。顧客の業界への理解を深めるツールとして『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を導入。各種営業ツールとのシームレスな連携をも見据えたデータ利活用戦略を展開しています。
ココがPOINT!
- 1様々な業界の動向を簡単に把握、顧客アプローチの起点に活用
- 2営業プロセス効率化に向けたデータ活用基盤へ組み込み
- 3社内全体5000人で利用しても利用料金は定額
課題は、営業戦略の立案に必要なアカウントプランの作成にかかる時間
― 事業内容と、所属されている部署の業務についてお聞かせください。
営業統括本部 ビジネスプロセスイノベーション推進本部 マーケティング戦略・企画グループ 戦略・企画マネージャー(以下同):NECネッツエスアイ株式会社は通信インフラや組織内ネットワークなどのコミュニケーション基盤やサービスを中心に、企業、通信事業者、官公庁や社会インフラ事業者といった様々なお客さまに対し、SIから施工・サービスまで幅広い事業を展開しています。
近年では「働き方改革」の自社実践を行っており、様々なクラウドサービスを活用することで従業員が自ら働く場所を選択できるようになっています。その経験を通じて得たナレッジやノウハウをお客様へのご提案に反映し、お客様とともにDXを推進するパートナーとなるべく日々活動をしています。
ビジネスプロセスイノベーション(以下BPI)推進本部は、営業部門に属し文字通りビジネスのやり方・あり方の変革をミッションとする部署として2021年頃に生まれました。お客様のご要望を基に課題整理、ソリューション・サービスのご提案をする従来の営業手法にとどまらず、その前段階であるお客様の潜在的な課題に、コンサルティングやデジタルデータを活用したマーケティングでアプローチする部署です。
BPI推進本部の中で、主にマーケティングをメインに担っているのが私の在籍するマーケティング戦略企画グループです。30人ほどで構成し、マーケティングにおけるデータ活用やイベントプロモーションなどの企画・運営などを行っています。
営業統括本部 ビジネスプロセスイノベーション推進本部 マーケティング戦略・企画グループ 戦略・企画マネージャー
― 具体的には、どのような活動をされているのでしょうか?
私のチームでは、データを活用した営業活動の効率化・高度化にチャレンジしています。営業支援ツール「Salesforce」(株式会社セールスフォース・ジャパン)を中心に、法人データベースソリューション「uSonar」(ユーソナー株式会社)などのクラウドサービスを活用し営業活動の可視化や分析をすることで、データに基づく戦略的な営業活動の実現を目指しています。
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』の導入もその活動の一環でしょうか。
はい。弊社は、これまでにお取引があったお客様は累計1万社を超え、営業統括部は約1000人が所属しています。首都圏地域は流通業・製造プロセス業や金融業といったお客様の業種ごとに営業本部がわかれ、地方も比較的大きな支社や支店では、官公庁か民間系かといった形で営業組織がわかれた状態です。
提案活動の前に重点的なアプローチが必要な場合、営業担当者はアカウントプランを作成して、営業戦略を立てるようにしています。経験を積んだ業界の営業担当者なら知見から仮説立てが可能ですが、たとえば未経験の業界を担当する新人は、主要プレーヤーや商流、業界特有の商習慣や用語を把握するところから始めなければなりません。またコンサルタントチームで馴染みのない業界の新規事業を提案したりプロジェクトのアサインが発生したりといった場合も、手早く業界の基本情報を知る手段があればと考えていました。
ストーリーとして理解できるレポートで業界への知識が深まる
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』導入の決め手は何ですか?
これまで利用していたツールとは違う切り口だと感じたのは、一読してすぐに「なるほど」と理解できる情報の見せ方です。多くの営業支援ツールは企業情報や業界情報がデータで提示されるのに対し、業界ごとに簡潔にまとめられている『業界レポート』は新しい価値が見出せそうでした。データは数字を集計し分析した上で仮説が浮かび上がってきますが、『業界レポート』は初めからストーリーとしてスッと頭に入ってきます。
同様に魅力的だったのが、旬のワードをテーマにした『特集レポート』です。読み物として面白く、業界のトレンドを把握する参考になります。掲載されている図表は引用可能ですので素材として利用すれば、業界知識のある担当者にも、作成時間を短縮しながら資料の質を高められるといったメリットが考えられます。
利用人数に関わらず利用料金が定額である点も採用のポイントにあげられます。私たちはまず、全国の各営業部門から選抜した、データ活用やデジタルマーケティングを進めるプロジェクトのメンバー中心に導入しました。さらにBPI推進本部全体、要望があった他部門のメンバーにも展開しており、現在も利用人数の拡大を進めています。
― 導入した手応えはいかがですか?
先日、事業テーマ軸で提案活動を検討するチームのメンバーに、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を紹介しました。後日会話したところ、「提案を進める業界の状況がレポートを読むことで即座に把握することができ、初動提案をスムーズに進められた」という感想をいただきました。やはり、精通していない業界をこれから勉強するという利用シーンにおいて、レポートは非常に役に立つと捉えています。
5000人で利用できる営業支援ツールでビジネスプロセスの変革を目指す
― 『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を今後どのように使っていきたいですか?
営業支援ツールは様々ありますが、それらと組み合わせ併用することでシナジーが生まれます。「Salesforce」で顧客を管理し、「uSonar」で営業リストの作成を行い、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』で業界情報を把握して仮説を見出すといったことも可能です。それに『業界レポート』は読み物としても使え、同じ切り口で整理され業種別の比較も容易ですので、データの読み方の指標という活用もできます。
先ほど申し上げたような、新しい担当業界に参画した人向けのいわばマニュアルやバイブルとして、活用シーンとサービスを紐づけて展開していきたいと考えています。「Salesforce」や「uSonar」ともシームレスにつながる、営業のマインドと業務プロセスの変革を担うサービスとして期待しています。
― 今後の活動について、展望をお聞かせください。
BPI推進本部は営業組織ですので、これまでは営業向けの情報発信をしていました。しかしながら、ソリューション・サービスの展開や事業創発を検討する事業部門においても、顧客業界の動向を把握することは有意義であると考えています。
『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』は、利用者数に寄らず定額であるため、多くのユーザーで参照することで、コストメリットが高まります。そこで現在、事業部門を含めた全社員約5,000名への展開を目指し、社内認証基盤への接続を検討しています。
社内認証基盤でのシングルサインオン(SSO)が実現することで、『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』を利用するためのログインが簡略化されると共に、「Salesforce」など、すでにSSO連携されている各種ツールとの連携が可能になります。
『BtoBプラットフォーム 業界チャネル』の業界情報や、「Salesforce」で管理する商談情報、「Sansan」(Sansan株式会社)で管理する顧客情報など、ビジネスに関わる様々な情報を集約し、全社員が必要な情報にすぐアクセスできるデータ活用基盤を整備することで、データ起点での戦略立案・推進とった形でのビジセスプロセス変革を進めて行ければと考えています。
本取り組みはまさに「自社実践」の過程です。今後も様々なサービス提供事業者の皆様やデータ活用の推進をされている方との対話を通じて、より価値を高めていくと共に、実現した形とその経験を、同様な課題感を持つ取引先の皆様に展開できればと考えています。
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BtoBプラットフォーム 業界チャネルとは
- 「業界」「企業」の情報を効率的に収集する機能やコンテンツを提供しています
業界レポート
- 豊富なグラフ・図で構成し、短時間で「業界」を理解できるレポートです
創業 | : | 1953年11月26日 |
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事業内容 | : | ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築等 |
代表者 | : | 代表取締役執行役員社長 兼 CEO 牛島 祐之 |
本社所在地 | : | 東京都港区芝浦3-9-14 |
企業サイト | : | https://www.nesic.co.jp/ |
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