「飲食はブラック」というイメージを変えたい
【Q】展開している業態について教えてください
常務取締役(以下同):当社はもともと、代表の父が30年前に始めた「ご馳走家えびす」という居酒屋が発祥です。今から7年前に先代から息子へと経営が引き継がれ、「ご馳走家えびす」は現在「御厨酒場えびす」にリニューアルしています。
そのほかに居酒屋「御殿酒場」、焼肉「炭火焼肉おおむら」、ラーメン「ジャンジャン軒」、さらにビストロ「大衆ビストロ2918(ニクジュウハチ)」の計5店舗を展開しています。すべて静岡県御殿場市でのドミナント出店です。

私が入社したのは現社長に代替わりしたタイミングで、今から約7年前でした。当時は経営もあまり上手くいっておらず、「抜本的に経営のやり方から変えよう」ということになったんです。
【Q】どのような経営改善を行ったのでしょうか?
いちばんに取り組んだのは、「飲食業=ブラック」というイメージからの脱却です。労務改善と業務の改善が大きな課題だったので、まずそこから段階的にテコ入れしていきました。そのなかで、手間のかかっていた発注と棚卸業務をどうすれば簡素化できるか考えたのです。時代の流れもありますし、デジタル化していこうと。