システム連携で即時の原価管理を可能に
【Q】様々なブランドのラーメン店を展開されていますね。
取締役 飲食事業部長(以下同):当社はラーメン店を中心に、国内FC6店舗、海外FC14店舗を含む42店舗(2025年7月現在)展開しています。
また、店舗で使用する麺などの食材を製造するグループ会社を運営し、障害や難病のある方の就労支援もしています。他にも、クラフトビールの製造・販売や農業分野にも取り組んでいます。

取締役 飲食事業部長
【Q】仕入データを活用した経営改善の方法を教えてください。
当社では、インフォマートの『BtoBプラットフォーム 受発注』と売上管理システムを連携させています。仕入れ品の原価、当日の売上などのデータを自動で収集し、日次でFL(フードコストと人件費)比率を管理・分析しています。
重要なのは、個々の項目や数値よりも「その数字をどう行動に落とし込むか」です。例えば、売上が下がっていれば「何をすべきか」まで踏み込む。スタッフ全員に数字の見方や考え方を共有することを大切にしています。


銀の葡萄のシステム間データ連携図
FL以外の数値はコントロールしづらいので、この2つのだけを注目しています。例えば、ある店舗で人件費が予算より高ければ、なぜ高かったのか店長が説明できればOKですし、説明できなければ一緒に原因を探ります。
こうしたデータは日々変わるので、日次で追えることが重要です。紙の伝票で管理していては数字の把握に1カ月ほどかかるため、問題があっても対応できません。インフォマートの受発注システムはリアルタイムで、誰でも、どこからでも同じ情報を確認できるのが大きなメリットだと感じています。