飲食業界用語集飲食業に携わる人なら知っておきたい、法令や経営に関するキーワードを解説します。

アップセル/クロスセル

アップセル/クロスセルとは、顧客の購入単価を向上させるためのセールス手法のこと。 新規顧客を獲得するコストに比べ、既存客への提案で売上を伸ばす方が効率的であるため、客数減少に悩む飲食店において、LTV(顧客生涯価値)を高める重要な戦略となっている。

アップセル(Up-selling):検討中の商品より上位のものを提案する手法
 例:「ドリンクのサイズアップはいかがですか?」「プラス料金で国産牛に変更できます」

クロスセル(Cross-selling):注文商品と関連する別の商品(サイドメニュー・ドリンクなど)を合わせて提案する手法。
 例:「ご一緒にサラダもいかがですか?」「食後のコーヒーもご用意できます」

飲食店における実践アプローチ

タイミングの最適化:着席直後の最初の一杯、メイン料理注文時のサイドメニュー、食事が終わる頃のデザートなど、顧客の潜在ニーズが高まる瞬間を逃さずに声をかける。

ツールによる自動化:スタッフによる声掛けが難しい場合、メニューブックに「おすすめの組み合わせ」を記載したり、モバイルオーダーのレコメンド(おすすめ表示)機能を活用したり、視覚的に提案する。

無理な押し売りは「居心地が悪い」と感じさせるリスクがあるが、適切なタイミングでの提案は「気の利く接客」として感謝されることも多い。 「もう少し食べたい・飲みたい」という顧客の隠れたニーズを引き出すことは、満足度と客単価の向上を同時に実現するホスピタリティの一つである。

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