今回ご紹介するのは、昔ながらの手作りの手法と素材にこだわりぬいた長崎県対馬産の“もろみ”です。地元で知らない人はいないというほど人気があり、多くの売り手企業様の取材を担当してきたライターが「本当においしくて、これまで食べた商品の中で一番印象に残っている」と激オシする逸品です。

【POINT1】ご飯はもちろん、夏場はキュウリや豆腐にも

代表の浜崎さんの叔父様である先代が、10年もの間研究を重ねてたどり着いた究極の手作りもろみです。麦麹、大豆、ユズ、自家製ウリを醤油、砂糖に混ぜ込んで1週間から2週間ほど発酵させています。たっぷり入ったユズがほかにはない味を生み出し、クセになることは間違いありません。一番のおすすめはやはり白いご飯にのせて食べること!食欲がなくなる夏場でも、きゅうりや豆腐にのせてさっぱりお召し上がりください。
【point2】隠し味の原料にもこだわります

同社のこだわりは手作りの手法だけでなく、使用する原料にもあります。もちろん添加物等は一切入っておらず、麦麹と大豆は作るたびに熊本から仕入れ、ユズは対馬の農家さんから直接購入。さらに、隠し味に混ぜている自家製ウリは有名な銘酒を製造する対馬の酒造メーカーから仕入れた酒粕に漬け込んでいます。当然、原価はかかりますが、「お客様に愛されてきた味を守り続けたい」という思いが結集されているのです。
【point3】ファンの後押しを受けて製造を再開

先代が体調を崩して一時期販売を中止し、存続の危機にあったというもろみ。そのとき、ファンの方から「またあのもろみが食べたい」とたくさん問い合わせがあり、以前から手伝いに行っていた浜崎さんが、レシピを頼りに先代の味を再現することになったそうです。そのおいしさは口こみでどんどん広がり、今では島外からの問合せや、一般の方からキロ単位の注文が入るそう。ぜひ全国の方に知ってもらいたい隠れた名品です!