今回ご紹介するのは、茨城県の学園手造りハムの会様が、つくば市内にある農水省畜産試験場の食肉加工研究室とともに開発された「手造りロースハム」です。増量剤、着色料、合成保存料等を極力使用せず、本場ヨーロッパの味を再現されています。徹底的に手造りにこだわり、小売店からホテルやレストランまで、幅広い業態のお客様からご好評いただいている人気商品を、ぜひ一度ご賞味ください!

【point1】 生産者と研究機関が融合する“つくば”だから誕生した味

商品の開発のきっかけは、「今のハムやソーセージは、添加物や増量剤のせいで本来の味ではない」という話を、筑波研究学園都市内にある農林水産省畜産試験場の研究者から聞いたこと。それならば本物の製品を作ろうと、地元研究機関と共同開発されました。原料として使っているのは、筑波山麓で育まれた銘柄豚ローズポーク。近隣のお客さまのご意見も取り入れながら、“つくば”が一丸となって「手造りロースハム」が誕生しました。
【point2】 じっくりと塩漬けすることで豚肉の旨みが倍増!

「手造りロースハム」に肉本来の旨みがつまっているのは、増量剤を一切使用せずにポーク100%で10〜20日程かけ、低温でじっくり塩漬けされているから。丁寧に漬込むことで、豚ロースの旨みが最大限に引き出されています。また、徹底した塩分管理と、正確な調味料の計量も、創業以来、製造に携わっているベテラン職人だから実現できるスゴ技です。
【point3】 桜の薪でスモーキーな風味をプラス

もう一つ、ハムの味と風味を左右するのは燻製作業。塩漬けした豚肉は、昔ながらの手法である天竺布を巻きつけ、桜の薪で燻します。一般的に75℃の高温で約2時間行う乾燥燻煙を、学園手造りハムの会様では60℃で約4時間半かけ、じっくりと燻製。ボイルに関しても同様で、低温で時間をかけ行うことにより、ここでも肉の旨みを逃さないよう心掛けているそうです。